同業者の方と話をしていて改めて思ったことがあります。
それは子供の「足育」の重要性です。
「姿勢が悪い」「よくつまづく」「疲れやすい」「集中力がない」「キレやすい」など、
これらを改善できる可能性が「足育」にはあるのではないか。
当たり前ですが、子供は足のこと、靴のことをよく知りません。
それを教えるのは、親であり周囲の大人です。
しかし、その親も実は「足のこと」も「靴のこと」も知らない人が大多数です。
これではいつまでたっても日本人の足事情は良くなりません。
まず大人が、足について、靴について知るべきです。
「靴全体がユルユル」、これがラクでいいだろうと言った人がいます。
完全に間違った考えです。
大きめサイズ(大きめ?これ自体ものすごく曖昧です)を子供に与えるとどうなるか。
(親)すぐに小さくなるから、いちいちピッタリサイズ買うなんて勿体ない
↓
(親)大きめサイズの靴を買う
↓
(子供)靴の中で足が前方に滑る
↓
(子供)靴の中で足が滑らないよう踏ん張る(→走れない)
↓
(子供)足が疲れる・足の指が変形する
こうなると、病院に行くしかありません。お金と時間も無駄になりますが、
一番の被害者は「健康な足を奪われた」子供さんです。
しかし、子供の頃から「足にぴったりフィットする靴の履き方」を
身体に染み込ませることが出来れば、大人になってから違いが出てきます。
運動能力だけでなく、脳にも影響があるのです。
「疲れない」「歩きやすい」「足を守る」。
靴をちゃんと履かせてあげれば、お子さんはきっと笑顔で頑張れます。
そのための「靴の正しい選び方」「靴の正しい履き方」なのです。
子供の、柔らかくて発育途上の骨で出来た足を、ちゃんと育ててあげましょう。
それは、大人の責任です。