人にはそれぞれ「癖」というものがあります。
歩く時、走る時、自転車に乗る時などにも、何かしら出ますよね。
「走れているのだからいいのでは?」
「癖?そんなことより筋トレだ」
まぁそれも一理あります。
トレーニングの世界で「慣化」という言葉があります。
これは、きついトレーニングも繰り返し行えば身体が順応し身体が動くように
なってくる、「慣れてくる」ということです。
しかしこれは決していい意味で使われることばかりではありません。
例えばスクワットなど、膝が内側に入ったまま続けているとどうなるか。
スクワットを繰り返して筋力は付くかもしれませんが、果たして必要なところに
筋肉が付いているのか。
何より膝が内側に入ったままでは、やがて膝も故障してしまいます。
悪い姿勢での「慣化」もあり得るという例です。
「右に比べて左の腕が振れていない」だとか、「腰が右に開いている」だとか、
身体の癖は「個性」です。勿論病気ではなく、痛くない限りは故障でもありません。
しかし、姿勢が元で余計な力が使われているとしたらどうでしょう。
その「余計な力」を本来の「前に進む力」などに使えれば、とても良いことですよね。
余計な力、余計な筋肉、余計な動き。スポーツには不要なものばかりです。
それらは、姿勢を良くしていくことで減らすことが可能です。
姿勢を見直せば筋トレの効果も上がりますし、余計な力を使わないので
ランニングなど有酸素運動の効率も向上します。
呼吸も楽になるので運動時の身体の負担が減少します。
どうですか?いいことずくめですよね。
大きな変化は見えないかもしれませんが、「良い姿勢」を普段から意識して続けていれば
スポーツのシーンで、普段の生活で、必ず効果があります。
この冬、自分の姿勢を見直してみませんか?
正しくシューズを履くことでも、姿勢(フォーム)は勿論良くなりますよ~。