当たり前ですが本来、シューズは自分に合ったものを選ぶことができます。
足には個人差があります。チーム等が選手に対し、使用するシューズに関して
メーカーや機種を指定することは、選手のパフォーマンス低下に繋がる可能性が
あります。
欧米のスポーツ界ではチームの統一性をユニフォームに求めたりはしますが
使用するシューズの選択は選手個人の自由です。
「足には個人差がある」ということを知っているからですね。
しかし日本のチームスポーツの中には「伝統」と称し未だに封建的な統制をする傾向が
あり、上層部の無知からシューズについても統制したがるようです。
例えば少年野球をしているある少年のお父さんのお話では、
「チーム指定」のスパイク、練習用シューズがあるそうです。しかしそれが息子さんの
足に合わず大変困っているとのこと。
フィールド競技で使用するシューズは種目に関わらず
身体パフォーマンスを発揮させるためタイトにフィッティングします。
そのためシューズには天然皮革等で作られたものを使い、その伸縮性を利用して
個人個人の足型に合わせていきます。
廉価版のスパイクシューズ等は耐久性とコスト面から合皮を使用しています。
合皮は伸縮性に乏しく、足を「面」でなく「線」や「点」で押さえることになります。
それが足型に合えば問題ないのですが、合わなかった場合は苦痛を生みます。
「足元の苦痛」はスポーツを楽しむ以前の問題なのです!
すぐ小さくなるから勿体ないとか足型に合わない痛みをどうにかしたいからという理由で
「大きいサイズ」のシューズにしてしまったり、
「有名な選手が使っているから」という理由だけで買い与えた、足に合わないシューズで
辛い思いをしている子供達が少なくないのです。
監督やコーチ、そして親も、シューズのことに関してはあまり知識がなく、
それが原因で子供達の力や将来を奪っているかもしれない。
とっても残念ですね。。。