「シンスプリント」という症状を知っていますか?
ランナーの方なら発症の可能性が高いもののひとつです。
具体的には、足首を動かすと脛の内側の下部に痛みが発症するのが特徴です。
痛みは脛骨に沿って疼くようなもので始まり、ある一点が痛むものではありません。
多くは走り始めると痛みが表れて、そのうちに消え、走り終わると
痛みがまた戻ってきたりします。
症状が進行すると不快感はひどくなり、運動中は痛みが続くようになります。
原因として考えられるのは
・偏平足など足部の過回内(足首が内側に倒れ、土踏まずが潰れる)
・体重の増加
・急に走行距離を増やしたかトレーニングメニューを増やした
・フォーム(姿勢)が良くない
・シューズが足に合っていない
・関節や筋肉の柔軟性が低下した
・傾斜が強いコース(水勾配を含む)や硬い路面を走っている
・十分にウォーミングアップしていない...
などが挙げられます。
いずれも、足部のアライメント(骨の配列)が崩れる原因なのです。
アライメントが崩れると、いわゆる「過回内」になりやすく、
結果としてその周囲の靭帯、腱、筋肉全てに伸張性のストレスが掛かります。
そのまま運動を続ければ、故障して痛みが発生するのです。
そのひとつが「シンスプリント」です。
まずは休養を取って痛みを取ります。その上で原因となったものを見直していけば
症状は改善されるでしょう。
とは言えトレーニング量やメニューは、あまり減らしたくないのが人情というものです。
そこで、まずやらなければいけないのはシューズの見直し。
特に新しいシューズに変えてから症状が現れた場合、オーバーサイズである場合が殆ど。
それに履き方も問題です。カカトで合わせ、靴ひもを丁寧にしっかり締めるのが肝心。
もうひとつ、インソールを変えてみることをおススメします。
ちゃんと機能が考えられているインソールを使用することにより、
足部の骨のアライメントが崩れにくくなり、故障のリスクは低くなるでしょう。
シンスプリントや膝、腰の痛みでお悩みの方、足元から見直しませんか?