「自分はオーバープロネーションではないが、オーバープロネーション対策されているシューズを履いても
大丈夫か?」お客様からそんなことを質問されました。
オーバープロネーション、「過回内」とも言います。うんと分かりやすく言うと「偏平足」のような状態。
回内(プロネーション・足内側に潰れる動き)と、回外(サピネーション・外側に倒れるような動き)ですが、
人間の「歩く」「走る」という行為にこのふたつは必ず含まれていて、互いに必要な動きなのです。
ただそれがオーバープロネーション(過回内)やオーバーサピネーション(過回外)となると、
それが身体に負担をかけてしまいケガ、故障の原因となります。
しかしながら、そもそもどこからがオーバーなのか、そして自分はどちらのタイプなのか、よくわかりません。
ちゃんと調べてもらわないとはっきりしませんし、本当に対策されているモデルがあって、自分とは逆のを履いてしまったら。なんだかあまり良くないのかなと不安になります。
もしちゃんと対策されていたら、メーカー指定店や医療機関等で足のタイプを「測定」して、シューズを「処方」する必要がある気がします。そうでなければそのユーザーがケガした途端、メーカーには製造物責任法(PL法)が
適用され、賠償責任が発生してしまいますから。メーカーとしては一番あって欲しくないことです。
でもシューズ内側外側どちらかに特別なサポートを入れた場合、その反作用で潰れてしまわないように、
逆の側にもサポートが必要になりますよね。
そうした結果どうなるか。スキー用のハードブーツみたいにガチガチに硬いシューズ誕生です。
当店としてはそういう尖ったキャラは大歓迎ですが、まぁそんなシューズは売れないでしょうね。。。
でも、ご安心ください。そんなキッチリ対策されたシューズは現在ありません(昔はあったらしいです・・・売る側は大変そう)ので対策してます!というモデルがあってもそう構える必要はなさそうです。
履き比べると違いがあるのはわかるんですけどね。