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シューズサイズを見直す勇気を

今回はシューズコンサルを受けていただいたお客様です。奥様と一緒にご来店。

 

実はこの方、ご来店の目的はカスタムインソールの作製でした。

 

マラソン大会出場を見据えて、シューズのフィット感向上とケガ・故障予防を狙ってのインソール作製、とても

素晴らしいお考えです。

 

ではまずは足のサイズを測ります。 うん、244mmと246mmですね。

お客様、「えーっ!?」と驚いていらっしゃいます。

 

「26.5㎝のシューズ履いてるんですけど」・・・えーっ!?

 

確認すると、確かに26.5㎝(EE)。完全にオーバーサイズ。大き過ぎます。

買った時も、売り場のスタッフさんからは特にアドバイスされなかったとのこと。

 

これではインソールを作って入れても効果は期待できません。

作製できない旨をお客様にお伝えすると、「せっかくだからシューズコンサルを受けたい」とのこと。

 

一通りコンサルが終わった後「ベストフィッティングを感じてみたいなあ」とつぶやかれたお客様。

奥様にシューズサイズをお伺いすると、24.5㎝とのこと。ひょっとして、これはいけるかもしれません。

承諾を得られたので、奥様のランシューズをお借りして、お客様にシューズフィッティング。

 

すると・・・「あ、履けた」

 

つま先も当たっていないし、何よりも今まで味わったことのないフィット感だ!とご本人。

 

「足全体を包み込まれる感じ」(本人談)で、裸足のように気持ちいいとのこと。

居ても立っても居られなくなったようで、「オレちょっと走ってくる!」とそのまま外に出て行かれました。

 

しばらくして戻ってきた時の「なにこれ!すごく楽!足が軽い!」の弾んだ声は忘れられません。

「自分の中の常識が崩れた!人生最大のブレイクスルーだ!」と、興奮気味のお客様。

 

ご体感した通り、まずはシューズサイズを見直してからインソールをご検討してはとアドバイスし、今日のところはお帰り頂きました。

 

最近のウィメンズモデルはグラフィックもカッコいいので、機能は同じですから履けるなら男性でも全然問題ありません。ウィメンズモデルを履いている男性にはむしろそのサイズを見直した勇気を称えたいと思います。

 

シューズをピッタリサイズで正しく履かなければ、ジャストフィットを体感することは難しいです。

 

フィット感がないということは「フカフカのベッドの上」にいるのと同じ。それでは身体は不安定になりますので、腰筋周りを中心に緊張が起こります。これがケガ・故障の原因ともなります。

 

いかがですか?誰でも、長年の習慣や思い込みを変えるというのは確かに大変ですよね。でも、少しの勇気そして知識があれば、今までの自分を打ち破って新しい世界を感じることができるのです。

 

貴方も今までの習慣を打ち破って、シューズのサイズ見直しに挑戦してみてください。

ひょっとしたら人生最大(笑)のブレイクスルーが起きるかもしれません。